今制作しているダンス、「私は土からきたものである」の過程を少し振り返ってみようと思います。
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始まりはこんな感じでした。
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春から始まったダイキチさんの創作(?)レッスン。
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初日に日常の1シーンを写真に撮ってくるというお題をもらい、何枚か、大好きな葉山の夕陽の写真など印刷しておく。
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レッスン当日、その写真は、日常から遠すぎる。いきなりだいぶ飛躍してる。一気に神的過ぎると言われる。
あらまぁ、よくある、壮大なテーマを掲げて現実は伴っていないパターンからスタートしかけて、苦笑。
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日常触れられるようなもの、もっと身近なところから始めるようにとのアドバイスを受け、我が家の庭の写真を数枚撮る。家を留守にすることが多いので、お庭の手入れが行き届かず、雑草パラダイスな私の家。
日頃、その雑草がどう生えているかを、あまり見ていないことに気づく。
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葉っぱの形、高さ、向き、勢い、松の木との関係。改めて見つめてみる。
その写真を題材に、方向やフォルム、流れをざっくりデザインしていく。
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最初は模倣から。
模倣してみると、特徴や規則性が見えてくる。
日常のなんでもない一コマを、ぱっと観察、じっくり観察、ぼんやり観察、そしてトレース。トレース。修正。調整。トレース。その繰り返し。
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1日で一つのシーンが出来上がる。
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我が家の庭から始まったダンス。
それが「私は土からきたものである」のタイトルの所以にもなりました。

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